最近読んだ本(2023/11/26)

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はじめに

読書記録その9。今回のテーマはミステリー。

ミステリーわりと好きだと思ってたけど東野圭吾とシャーロック・ホームズくらいしか読んだことない気がしたのでいろいろ読んでみました。

Kindle で読む場合はハイライト機能をオフにしておくことをおすすめします。下記でオフにできます。

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儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴(新潮文庫)

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  • 著者:米澤穂信
    1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第五回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。(Amazon の商品ページ参考)
  • 出版社:新潮社
  • 発売日:2011/7/1
  • 購入理由:著者の本読んだことがあったのと短編が読みたかったので。
  • ページ数:259 ページ

下記5つの短編。

  • 身内に不幸がありまして
  • 北の館の罪人
  • 山荘秘聞
  • 玉野五十鈴の誉れ
  • 儚い羊たちの晩餐

それぞれの話は独立しているがすべての話に「バベルの会」という大学の読書サークルが出てくる。バベルの会のメンバーはお嬢様ばかりなので舞台はお金持ちの屋敷と別荘。トリックはとくになく動機にフォーカスした感じ。各話ごとにバシッとオチてるので気持ちよく読める。1つ目の「身内に不幸がありまして」が好き。

叙述トリック短編集

叙述トリック短編集 (講談社タイガ)

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  • 著者:似鳥鶏
    1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第十六回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。講談社タイガより『シャーロック・ホームズの十字架』『シャーロック・ホームズの不均衡』、デビュー作の人気シリーズ「市立高校」シリーズ(創元推理文庫)、「戦力外捜査官」シリーズ(河出書房新社)、「楓ヶ丘動物園」シリーズ(文春文庫)など、複数の人気シリーズを執筆している。(Amazon の商品ページ参考)
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2021/4/15
  • 購入理由:叙述トリックが読みたかったので。(あと表紙がそれ町の著者だったので)
  • ページ数:296 ページ

タイトル通り叙述トリックの短編集。各話ごとにとくに繋がりはないがすべての話に探偵役として「別紙」という人物が登場する。叙述トリックと宣言されているので解きながら読むのも楽しいかも。私は最後の話しかわからなかった。衝撃的なトリックではなかったが読んでるとクスッときた。

誰が勇者を殺したか

誰が勇者を殺したか【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

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  • 著者:駄犬、イラスト: toi8
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2023/9/29
  • 購入理由:ファンタジー系ミステリー!?と思ってタイトル買い。
  • ページ数:267 ページ

魔王を倒して帰還した勇者パーティから勇者は死んだと知らされる。王女様がなぜ勇者が死んだのか究明していく話。タイトルを見て勇者殺人事件のようなファンタジー世界のミステリーか?と思ったがそこまでミステリーという感じではなかった。そもそもこの本をミステリーというカテゴリにしていいのかはよくわからない。私はミステリーと思って買ったのでミステリーということにしておく。思っていたのとは違ったが王女様が勇者パーティにインタビューをしてどんどん明らかになる事実にワクワクしながら一気に読めた。

ハサミ男

ハサミ男 (講談社文庫)

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  • 著者:殊能 将之
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2002/8/15
  • 購入理由:連続殺人鬼が模倣犯を追うというあらすじが気になったので。
  • ページ数:437 ページ

連続殺人鬼が模倣犯を追う話。わりと長い話なので毎日ちょっとずつ読んだ。最後の方はぐんぐん話が進んでいくので一気に読めた。ちょこちょこ登場するハサミ男と医師の会話が好き。被害者はホームドラマに登場するような家庭の娘かと思いきや複雑な家庭で、優等生かと思いきや周りからの評価はそういうわけでもないというなかなか複雑な人物だった。

名探偵に薔薇を

名探偵に薔薇を

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  • 著者:城平京
  • 出版社:東京創元社
  • 発売日:1998/7/24
  • 購入理由:一時期同作者の本を買い漁っていたので。
  • ページ数:293 ページ

「小人地獄」という無味無臭で症状は心不全と区別がつかず、いかなる方法でも検出が不可能という毒薬にまつわる話。一部と二部に分かれていてそれぞれ別の事件が起きる。二部を読むとタイトル通り名探偵が主役だったんだなとなった。作者の印象は「超常現象 + ラブコメ + ミステリー」の人という感じだったが今作では超常現象はとくにない。強いて言うなら「小人地獄」くらい。

Iの悲劇

Iの悲劇 (文春文庫)

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  • 著者:米澤穂信
    1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞、14年には『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。(Amazon の商品ページ参考)
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日:2022/9/1
  • 購入理由:タイトルが面白そうだったのとセールだったので。
  • ページ数:350 ページ

住民が全員いなくなった村を復活させるために公務員が頑張る話。各章ごとに事件が起きる短編集のような感じだが最後にきっちり話がまとまっていておおてなった。タイトルの「I」はおそらくIターンのI。登場人物は悪人というわけではないが隣人にこういう人がいるとなかなかキツそうだなというラインナップ。

マリオネットの罠

マリオネットの罠 (文春文庫)

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  • 著者:赤川次郎
    昭和23(1948)年2月29日福岡生まれ。桐朋高等学校卒業。51年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、以来ベストセラー作家として活躍。「幽霊シリーズ」の他に、三毛猫ホームズ、三姉妹探偵団など、数々の人気シリーズがある。(Amazon の商品ページ参考)
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売日:2006/11/10
  • 購入理由:どこかのサイトでミステリーといえばこれとおすすめされていたので。
  • ページ数:324 ページ

住み込みで家庭教師として働くことになった館で地下に幽閉されている女性をみつけていろいろ起きる話。館ものかと思ったら外に出ていろいろ起きる。いろんな人物が初対面でこの人は〇〇だと直感する場面が多く、みんな直感優れ過ぎやろと思った。第三章で出てくる青木が三下感が溢れてて好き。今読むとツッコミどころは多い気がするが最後まで楽しく読めた(古い小説かと思ったけどそこまででもなかった)。

占星術殺人事件

占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)

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  • 著者:島田荘司
    1948年広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを飾る。以降『異邦の騎士』『斜め屋敷の犯罪』ほか名探偵・御手洗潔シリーズや『光る鶴』などの吉敷竹史刑事シリーズで人気を博す。小説の他にも日本人論やミステリー論など多くの評論もものしている。2008年より「講談社BOX」シリーズで『Classical Fantasy Within』を刊行中。また『写楽 閉じた国の幻』(新潮社)では新しい写楽説を示し、話題となった。「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「講談社『ベテラン新人』発掘プロジェクト」の選考委員を務めるなど、新しい才能を発見し世に送り出すことにも力を入れている。(Amazon の商品ページ参考)
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2013/8/9
  • 購入理由:なにかの本で一番おすすめのミステリーと紹介されていたので。
  • ページ数:467 ページ

6 人の女性からそれぞれ体の一部をとってつなぎあわせて理想の女性をつくるという 40 年前に起きた猟奇殺人事件の謎を解く話。最初の方(AZOTHの章)は一体何を読まされてるんだ??と思った。「読者への挑戦」というので情報は提供しているからさあ解いてみろというのがあったが私は全然わからなかった。空回りしまくっているが自信に満ち溢れているワトソン役がわりと好き。

おわりに

もっと色々書きたいことはあったがミステリーは何を書いてもネタバレになりそうなのでなかなか書けなかった。

「誰が勇者を殺したか」以外は何も考えずにここ最近の話(舞台)と思って読んでいたが、作中で出てくるニュースで結構前の話かも?となることがあったので読む前に時代設定とかを把握しておいた方が驚きは少ないかもしれない(貴乃花・若乃花・曙の優勝争いの話が出てきてん?てなった)。

いくつか読んでみてどんでん返しがあるやつがわりと好きだなと感じた。あとはトリックよりも動機にフォーカスしてる話が好きかもしれない。

総合的に「儚い羊たちの祝宴」が一番好き。

最後にもう一度言うが Kindle で読む場合はハイライト機能をオフにしておくことを強くおすすめします。叙述トリック系は一発アウト。

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