はじめに
Firebase Analytics には Debug View というイベントを即時送信して表示してくれる便利な機能があります。いつもは Xcode のシミュレータで確認するときに使っていたのですが AdHoc ビルドでテスターに配布してテスター側で Debug View を使いたいということがありました。
ということで AdHoc ビルドで Debug View を使う方法について調べました。
シミュレータで使う方法
とりあえず普段シミュレータでやってる方法は下記です。
Xcode の Edit Scheme > Run > Arguments > Arguments Passed On Launch に「-FIRAnalyticsDebugEnabled」を追加する。
あとはシミュレータを起動するだけです。
参考:Firebase Analytics DebugView の設定の仕方
AdHocビルドで使う方法
上記の方法は AdHoc ビルドでは使えません。調べたところ下記のまさにピッタリの質問を見つけました。
How to debug Firebase on iOS AdHoc build
記載されているように下記を追加すればいけました。
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var newArguments = ProcessInfo.processInfo.arguments newArguments.append("-FIRDebugEnabled") ProcessInfo.processInfo.setValue(newArguments, forKey: "arguments") |
たぶん AppDelegate
とかで FirebaseApp.configure()
をやる前に処理する必要があります。
おわりに
ProcessInfo
を使えば AdHoc ビルドでも Firebase Analytics の Debug View が使えるようになりました。ただ、このままやると本番環境にも反映されてしまうので Build Configuration などで処理を分岐させるのが無難かと思います。
参考
- How to debug Firebase on iOS AdHoc build
- Firebase ドキュメント:デバッグイベント
- Firebase Analytics DebugView の設定の仕方
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